IT関連のエンジニアの特徴は個人の技術や知識が仕事に関わる、重要視されるという点です。そのため技術が高ければ独立してフリーランスや個人事業主として、さらに起業するといった方法も選べるようになりますが、ここで問題も発生してきます。技術面というのは部外者からは分かりにくく、自分がどのくらいの技術を持っているのかを説明するのが難しいのです。企業に勤めている時は、特に気にならないかもしれません。しかし技術や知識はキャリアアップの査定や評価に影響を与える可能性が大きく、自分でもレベルを知っておくと今後のスキルアップに役立ちます。
　そこで活用したいのが、応用情報技術者の資格です。国が技術や知識に関して一定の水準に達していると証明するもので、素人にも分かりやすいため所持しておくと説明の時などで便利になるでしょう。技術職同士はともかく、技術面に対して素人であるクライアントに自分のレベルを説明する時にギャップが生まれる場合もあり、それを埋めて分かりやすくしてくれます。特に独立を考えている場合は企業という後ろ盾がなくなり、自分の技術や知識だけで勝負をしなければいけません。そういった時に自分のレベルをはっきりと証明してくれるのが応用情報技術者の資格であり、取得しておくと安心です。
　仕事を受注するためには自分の技術面を知ってもらう必要があり、そのため応用情報技術者という国家資格を所持しておくと役立ちます。